もう今更 wu-ftpd なんて使っている人はいないだろうが、これで閲覧するファイルのタイムスタンプが9時間狂って表示される問題を解決したので、メモ書きを残しておくね。
問題点
まず、問題がどういうことなのかというと、FTPでファイルアップロードをすると、普通は現在時刻がファイルのタイプスタンプに記録されるんだけど、設定が狂っているサーバーだと9時間前の時刻で記録されるように見える。
SSHなどでログインしてファイルリストを取るとわかるけど、実際にはちゃんと現在時刻で保存されている。だけど、FTPサーバー-FTPクライアントソフト経由で見ると9時間の時間のずれが発生してしまうのがこの問題。まぁ、想像に易いことは、ローカル時間と世界標準時間の取り扱いを間違えているということだね。この2つの差は9時間だから。
このあたりで攻めれば良さそうなんだけど、なかなか思うように解決策を見つけられないわけです。何故ならば、ネットで調べてみると wu-ftpdでなくても FTPサーバではぼちぼちある問題のようで、他のFTPサーバでの解決方法は見つけれるんだけど、wu-ftpdだけは明確にそれが書かれているサイトに辿り着けないのです。
そうして かれこれ4年間放置してしまったわけだ(汗
解決策
さて、再度挑戦することにした経緯とか、こんなサイト見てダメだった云々なんてことは書いても読んでも面白くないだろうからバッサリ省略して、そんなわけでこの問題が解決できました:-)
参考になったのはこちらのサイト。
http://rottarte.net/blog/archives/927
他のFTPサーバでの解決策ですが、もしかしたら wu-ftpdでもできるかな?と思って試してみたのが正解でした。
$ cat /etc/xinetd.d/wu-ftpd service ftp { log_on_success += DURATION USERID log_on_failure += USERID socket_type = stream user = root server = /usr/sbin/in.ftpd server_args = -l -a wait = no nice = 10 disable = no env = TZ=JST-9 }
端的に書いて、xinetdで起動させる時に環境変数をいじることにより、間違った動作をさせないようにしている、ということだね。
そういうことで、同じように wu-ftpdの9時間問題に悩んでいる方の助けになれば~^^
wu-ftpd以外のFTPサーバの名前も書かないようにしたので、これで検索しやすくなっているんじゃないかなぁ:-)
こういう本を読んでいれば、すぐに解決できたのかなぁ?