12月議会報告 その2
2009,02,18, Wednesday 03:15 PM( 活動日記 )
●防災行政無線の補正予算に反対

本年1月31日に開局した防災行政無線整備事業ですが、この事業の
工事の増額を求める補正予算(1003万8千円)が12月議会に提案されました。

この事業は、主に防災情報を屋外スピーカや屋内の戸別受信機で流すものです。
当初事業費は約3億4600万円でした。

この事業は当初からいわくつきのものでした。


工事の施工業者を決める入札の前に
「大町市は、特定業者に便宜をはかっている。」
「どうせ落札するのは日立国際に決まっている。」とのうわさが流れていました。

それは、大町市が決めた仕様書が、日立国際に有利なものになっており、公平で
ないとの理由からでした。
入札の結果は、業者のうわさどおり日立国際が落札しました。

仕様書を精査し、国内大手業者の技術を比較したところ、十数か所日立国際
に有利と思われるものがあり、大町市が日立国際に便宜をはかっていると言われ
れるのも仕方がない仕様書でした。
議会で私や大和議員が指摘し、議会で問題となりましたが、限りなく黒に近いグ
レーとの判断から、予算は通過しました。


今回の増額補正も、議会でもめました。

行政から示された増額の内容は下記の通りです。

1.屋外拡声子局追加     280万4千円
2.アンテナの変更        105万2千円
3.設置抵抗減剤の使用    207万9千円
4.八坂CATVの改修について 364万円
5.ブレーカーの追加        4万円
6.施工機械の変更        42万3千円

問題はいくつかありました。八坂CATVの改修以外はすべて工事が既に終わってい
たこと、果たして接地抵抗減剤を全箇所に散布する必要性を行政で調べずに増額
を認めたこと、施工業者のみに見積もりをとって施工していたことから、その見
積もり金額が妥当であったのかなど、納得できない箇所がいくつもありました。

情報公開で請求した資料から推測すると、施工業者の要求にたいして、独自で増
額工事の必要性を調べたり、少しでも安くあげるように他の業者に見積もりをと
るなど、担当職員が市民のために努力した跡がまったく見られません。
施工業者の言いなりで、増額を認めていたと言わざるを得ません。

もっとも大きな問題は、議会に説明した工事の内訳に虚偽があったことです。

行政からは上記の1~6の工事内容が今回の増額補正との説明でした。

しかし、実際は違いました。電気引き込み申請書96箇所、電気料金請求先変更申
請9箇所、電気引き込み廃止届け12箇所、構造物からの電源手続き5箇所の申請だけの見積もりで
529万2千円に落札率を掛けた金額を、上記の工事に按分されていました。
529万2千円の増額の内容を議会に隠していたことになります。

その様な問題が見つかったにも関わらず、529万2千円の支出の妥当性を議会で
全く審議をしないまま、予算は可決しました。

議会を騙した行政も行政なら、問題が明らかになったにもかからず、その事につ
いて何の審議をもせずに増額を認める議会も議会です。いつもつけが回されるの
は市民です。

担当職員のあまりに悪質な振る舞いに民声クラブが予算に反対し、採決では賛成
9対反対9の同数となり、中牧議長の判断で可決されました。

予算に賛成討論を行った議員は、「市民の安全のために一刻も早い工事の完了を」
と言っていましたが、稼動している古い施設はあるのですから、新施設を急ぐこ
とよりも税金が無駄に使われないように、(例え1ヶ月開局が遅れたとしても)
議会は市民を代表してしっかり審議することの方が大切だと思います。

参考までに議員の判断一覧を載せておきます。

賛成した議員
政友クラブ 飯島、荒沢、竹村、小林、勝野、二條、
市民クラブ 中牧、大厩
公明党   丸山
無会派   浅見

反対した議員
民声クラブ 川上、遠藤、岡、高橋、和田
虹と緑の会 大和、八木
日本共産党 太田、松島



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